デビルマンの登場人物

デビルマン軍団と協力者

デビルマン(悪魔人間)とは、人間がデーモンと闘う唯一の手段として、デーモンと合体してその能力を獲得し、かつ人間としての意志を失わなかった者を指します。デビルマンは、デーモンの変身能力で普段は元の人間の姿を取ることができます。人間とデーモンの合体は、通常は人間の持つ理性に対してデーモン側が拒絶反応を示すため困難であり、明も合体のため麻薬などで理性を失おうとしましたが失敗、直後に他のデーモンに襲われた恐怖で理性を失った際に合体を果たしました。また合体しても意志の弱い人間ではたちまち精神も支配されて「人間の知識を持つデーモン」になってしまうため、デビルマンになるには強い意志と善良な心が必要とされます。それでも合体したデーモンの精神の影響は避けられず、合体後の明は以前とは打って変わって好戦的な性格となり、また次第に合体したデーモン(アモン)の過去の記憶も獲得していきます。やがてデーモンの達が人類を恐怖に陥れるために実行した「無差別合体」により、偶然前述の条件がそろった事でデビルマンとなった者が世界中に出現、明はデーモンに対抗すべく彼らを集めてデビルマン軍団を結成しました。

明に喧嘩を売った不良グループ(本人たちはプロレス野球部と名乗る)のリーダーです。得物は木刀です。明に叩きのめされた挙句に、デーモンに操られていたのを助けられ、以降は人間のままグループ全員で明とデビルマン軍団に協力します。牧村家が近隣の住民に襲撃された際に1人居合わせ、美樹と健作を守って奮戦しました。

ドス六

不良グループの一員です。得物はドスです。序盤にて明と美樹に因縁をつけますが、1度目は銃を所持していた了に、2度目はデビルマンになったばかりの明に叩きのめされます。中盤、仲間たちとともども明に叩きのめされた挙句に、デーモンに操られていたのを助けられます。以降は人間のまま、牧村家の警護やデビルマン軍団の調査活動に協力しました。

ミーコ

一見おとなしい少女ですが、実は万引きの常習犯です。デーモンに合体され、デビルマンと化したと知らずに自分の醜い姿に苦悩します。デビルマンとしての名前は「トゥルグ」です。デーモンの総攻撃後は悪魔研究所に収容され、実験材料にされたところを明に救出されます。胴体部分は奇妙な血管のようなものに覆われ、胸部と腰部に大きな穴があり、そこから濃硫酸を多く含む液体を噴出させます。また下腹部には赤外線視力のある二つの目が備わっています。

プフール

人間体型の犬といった姿の女性デビルマンです。聖書に詳しく、サタンに関する情報を明に教えました。犬らしく優れた嗅覚と持久力を備え、発達した犬歯での咬みつきで戦います。明の側近的な役割を果たしています。

デスプロー

頭部に節足動物の足を生やし、身体を甲殻で覆った青年デビルマンです。

ボンズ・オブ・ヒンズー

デビルマンとなった僧侶の一団です。厳しい戒律で精神を鍛えてきたため、デーモンの合体を受けたとき、寺院にいたすべての僧がデビルマンとなりました。強力なテレパシーを有しており、世界中の同士を集め「デビルマン軍団」をそろえようと名乗り出てきました。作中では6人の僧侶が登場しますが、彼らは全僧侶の代表に過ぎず、実際にはもっと沢山の僧侶がいるのだそうです。デビルマン軍団の連絡役を務めています。

デーモン

デーモンは人類出現以前、先史時代に地球を支配していた知的生物です。闘争本能と殺戮本能を満足させることが生きがいであるとされ、恐竜などの当時の生物やデーモン同士で弱肉強食の殺し合いを展開していました。デーモンの能力で特筆すべきは「合体能力」です。これは他の生物・無生物と合体することでその能力を獲得する物で、元々は人間と同じような姿だったデーモンは合体を繰り返すことで異様な姿と数々の超能力を持つ超生物へと変化していきました。また細胞の配列を変化させる「変身能力」も備えており、現代では人間に擬態して人間社会に潜伏する者もいました。なお、デーモン同士や人間と合体した際は、より強い意志を持つ者の意識が肉体を支配することとなります。また人間との合体には前述のように難しい条件が存在します。氷河期の到来によって氷の中に閉じ込められ、一部の個体は氷河期の終わりと共に復活して世界各国に悪魔・怪物の伝承を生むこととなりました。大部分は極地にて現代まで眠りについていましたが復活し、地球の覇者の座を奪回すべく人類滅亡を図ります。現代においては大魔王ゼノンおよび百の魔将軍の元に組織化されており、デーモン全体の勝利のために多くの個体の死をもいとわない攻撃を行うまでになっています。

アモン

明と合体したデーモンです。「地獄の野獣」「勇者」の異名を持つデーモン屈指の戦士でした。強力な力をもっていたものの、この時点では魔王ゼノンにかなりの恐れを抱いていたようです。戦闘力はザンらその他の魔将軍を凌いでいましたが、協調性と統率力が無かったため魔将軍にはなれませんでした。

シレーヌ

デビルマン明への最初の刺客です。美女をベースに、頭に巨大かつ美しい羽根を、手足に強力なカギ爪を持っています。モチーフはセイレーンです。部下たちを倒した明の隙をつき捕縛。そのまま大魔王ゼノンのもとに連行しようとしますが、飛鳥了の横槍で失敗し、地上で明と死闘を繰り広げた末に重傷を負います。その時加勢としてカイムらが出現、決死の合体によりカイムの角で明を貫きますが、とどめを刺す直前に勝利を確信した微笑を浮かべたままこと切れました。

カイム

シレーヌの救援に現れたデーモンです。彼女の勝利のためにその身を捧げました。四足歩行型で、サイの身体をベースに、肩から巨大な角を生やしています。

魔将軍ザン

ゼノン配下の百の魔将軍の1人です。百の悪魔から成るザン魔団の将で、胸に四つの眼と大きな口を持っているのが特徴です。変身能力に秀でており、初登場時は糸に変身し、体内から蜘蛛の群れを操って明たちに挑戦しました。膠着状態になるや、蜘蛛の体内から脱出し、デーモンの姿になって明たちを威圧した後に姿を消しています。2度目に登場した際には、部下に「デビルマン明を殺傷するな」というサタンの意志を伝えました。

ジンメン

ザンの部下で亀の姿をしたデーモンです。人間を好んで食べ、喰った相手の顔と意識が甲羅に浮かび上がります。その特性を生かし、デビルマン明の親友であるサッっちゃんの顔と意識を人質にしました。「自分は人間たちが牛や豚を食べるのと同じように人間を食っただけ」などとうそぶいたり、甲羅の人面を誤射したデビルマンに「おまえは人間を殺したんだ」と非難するなどして心理的な揺さぶりを掛けました。

悪魔王ゼノン

デーモン族を統率する魔王です。力強い角と蹄を有しています。4つの顔が特徴で、正面に角を生やした狼の顔、左肩に人間の美女の顔、右肩に角を生やした人間の男の顔、腹部に大きな耳を付けた獣の顔が付随しています。テレパシー能力を活用し、人類に宣戦布告を行います。

大魔神サタン

12枚の翼を持つ美しい姿の堕天使です。かつては「神」の片腕として共に地球に飛来しましたが、神がデーモンを嫌悪し滅ぼそうとしたことに反発し、デーモンと共に神と戦いました。神の力の前になすすべもなく滅亡しかかっていたデーモンにとっては救世主であり、デーモンが神とあがめる存在です。男女の特性を併せ持つ両性生物でもあります。

原作「デビルマン」

永井豪の名作!「デビルマン」!